今回のインタビューは、カンボジア・シェムリアップとプノンペンでマッサージ業を営む『ジャパニーズマッサージMASA』を経営する原正寛氏。日本を飛び出し、1人でも多くの人を癒したいと奮闘する彼が、現地の「1時間5ドル」という格安マッサージに対抗するためにとった戦略や独自の集客方法とは?そして動き出した新たなチャレンジとは?
その人気マッサージ&指圧店『ジャパニーズマッサージMASA』を経営する原正寛氏にたっぷりと語っていただきました!
カンボジア・シェムリアップとプノンペンのマッサージ&指圧店『ジャパニーズマッサージMASA』オーナー。
現地を訪れる観光客はもちろん、在住日本人を癒し続ける人気マッサージ師。
独自のメディア集客で、欧米人からも指名され、口コミが広がり評判の店となる。
情報発信ブログ「カンボジア「ぢゃがいも」情報局」も人気!
今回の原正寛さんとの対談インタビューラインナップ!
本記事は、全4本のインタビュー動画の3本目となります。
1本目 なぜカンボジア?開業しようと思ったきっかけは?
2本目 「1時間5ドル」という格安マッサージ店に対抗するためにとった独自のウェブマーケティングとは?
3本目 動き出した新たなチャレンジ『CSA』とは何か?
4本目 海外でうまく適応できる人って?そして今後の展開・ビジョンは?
特別動画 原正寛さんからあなたへのメッセージ
生の声、現地のライブ感が伝わる【動画版】はコチラ!
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「CSA」って何?
中西賢一(以下、中西):ええ。あと、新しいアイドルのプロジェクトをやられていることなんで、ちょっとその辺のお話も聞いていいですか?
原正寛(以下、原):2014年の5月からなんですけど、「CSA」っていう「カンボジア・スターズ・アカデミー」っていう活動を、こっちの在住の日本人何人かでやってまして。カンボジアのとくに音楽とかがオリジナルの歌を作るっていう文化が全然ない・・・
中西:あ。そうなんですか?
原:音楽は、結構タイからのコピーとか、韓流のものか、それこそ日本の歌もメロディーだけパクって歌詞を全然変えて、意味も違うものになって、それを普通に出しちゃうみたいな、そういうのが・・・あとオリジナル文化を作っていったりとか、そういうキーパーソンになる人を作れていったらいいんじゃないかなっていう。
それで、14年5月から始めまして、いろいろファッションのメイク、ナチュラルメイクみたいなものをやり方とか、いろんなシェムリアップの高校に行って、簡単にヘアとかメイクを変えるだけでこんなに変わりますよみたいなやりかたををやったりですとか、去年11月には「ミスCSA」というミスコンを、フェイスブック上でやりました。カンボジア人はフェイスブックすごい好きなので、ファイスブックで投票できるようにして、その前に200人ぐらいの応募者から、最終10人に絞って10人から選ぶっていうことをやりました。
中西:実際にその中で優勝者とかって何か出したりして・・・
原:そうですね。優勝者には1,000ドル。
中西:おっ、賞金出したんですか?
原:そうですね。賞金1,000ドル、500ドル、300ドルっていうので賞金を渡しまして、そのための活動とかをクラウドファンディングで呼びかけて、クラウドファンディングで、100万円ぐらいご支援をいただきまして、それを12月の15日だったかな、に去年やりました。
中西:すごいフェイスブック経由で集めてすごい「いいね」をいっぱい押してもらって、すごい影響があったというか反応が高かったんですね。
原:そうですね。関心を持っている方は多いみたいで、そこから今度は、今年の3月にデビュー予定なんですけど、「ポックス(poxx)」というカンボジア人女子高生3人組で、ダンスありのミュージックビデオを今制作していて、この前最終レコーディングが終わりました。
中西:ほんとにデビューしたんですか?
原:デビューを3月にします!
中西:すごいですね。それでほんとに売れちゃったらすごいことになりますね。
カンボジア人は「ドレミファソラシド」が歌えない?
原:そうですね。それはもちろんビジネスとして売れるようにする必要があるのですけど、ほんとに音楽とかも、そういう候補生をまず集めてやるところから始めたんですけど、学校教育に「音楽」っていうのが全然ないので。
中西:あ、こっちはないんですか?
原:そうですね。専門的なところに行くとあるらしいんですけど、ないんですよ。なので、ほんとに日本人が考える音痴とかいうのと全然違うんですね。こういう拍子、3拍子とか、ああいうテンポがまず取れないとか、「ドレミファソラシド」を知らないんですよ。なので、「ドレミファソラシド」っていうのが、歌えないとかそういう感じなんですね。まず基礎がないからしょうがないと思うんですけど。
中西:そういうところからちゃんと教えて・・・
原:そうですね。そこからスタートですね。
中西:また2回目の、なんかそういうのとか、3回目のとかってのは、もう何か計画があるんですか?
原:一応、今回はダンス・・・女性3人グループなので、次、春先を目途に今度は男性グループ。
中西:今度は男性?
原:男性グループのデビューと、あとミスコンを毎年のイベントにできるようにっていうので、今計画を進めてます。
中西:うーん。もう1回そのプロジェクトの名前をちょっと教えていただいていいですか?
原:「CSA」ですね。「カンボジア・スターズ・アカデミー」っていう、はい。
カンボジアの「芸能界」ってどうなの?
中西:すごいですね。何歳から何歳までとかっていうのは、あったりするんですか?
原:今関わっている人ですとかですと、下が15歳ぐらいから、ダンスを習いに来ているメンバーだと、上は24ぐらいまではいますかね。大体20代前半までぐらいですかね。
中西:カンボジアでもやっぱリアイドルになりたいとか、芸能人になりたいって、そういう若い子って多いんですか?
原:若い子は多いみたいですね。若い子は多いんですけど、もっと親の世代とか、おにいさん世代といいますか、が、そんなに、何かあんまりいいイメージを持ってないんですよ。
中西:芸能界とかそういうとこに?
原:そうですね。多分日本でも同じ、芸能っていうのは、あったとは思うんですけども、パトロンっていうか、が、ついて、可愛い子が買われていくみたいなそういうイメージが、どうしても上の方にはあるみたいで、なので、うちの「CSA」自体もそんなに認知度があるわけではないので、結局本人がやりたいと言ったけど、親が止めたりとかいうのもあったりはしますね。でもタイとかカンボジアも韓流がすごい・・・
中西:テレビでもすごいやってますよねえ。
原:そうですね。テレビでもやってますし、韓流のDVD見たりとか、モデルが好きだったりとか、ああいうのでアイドルに対する意識っていうのは、一部かもしれないですけど、うちに来てる子にはありますね。
中西:じゃあ、結構そっちのほうの活動も忙しいわけですね。
原:そうですね。片手間っていうのではなく、ちゃんとそっちもきちんと広報とかを時間をつけてやるようにしてます。
中西:なんか指圧をやりながら、そういう活動もしてるっていうのは、素晴らしいですよねえ。
原:海外なので、日本じゃあ、全然考えられないようなCM・・・テレビCMとかも、日本だと、すごいお金がかかるんだと思うんですよ。私は出したことないので、もちろん分からないんですけど、でも、やっぱりプノンペンのCMとかでも、100ドル・・・何百ドル単位とか、で、結構いい時間帯に出したりとか、関わっていってる中で、関わらないと知り得なかったことがいろいろ知ることができて、そういう意味では、すごい勉強になってるというか、ありますね。
つづきます ⇒ (4本目 海外でうまく適応できる人って?そして今後の展開・ビジョンは?)
【海外どうでしょう】管理人:中西 賢一
■ インタビュー日:2015.02.19