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運命の出会いからカンボジアサーカスの営業職へ!行動で夢をつかむなでしこ【池内桃子】(4/6)

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カンボジアサーカス『ファー(PHARE)』池内桃子氏アップ画像
今回のインタビューは、『カンボジアサーカス『ファー(PHARE)』』アシスタントセールスマネージャーである池内桃子さん
アンコールワットに続く新しいカンボジアの観光の目玉として注目されているカンボジアサーカス『ファー(PHARE)』。
そのカンボジアサーカス『ファー』で、唯一の日本人として営業を任されている彼女。なぜカンボジアのサーカスで働いているのか?その運命の出会いときっかけは?あこがれの職場で働けるようになるまで、自分の気持ちに素直になるために、彼女はどのような行動をしてきたのか?
彼女の人生を変えるほどのインパクトを与え、カンボジアの新たな自立支援&ビジネスモデルの可能性を秘めるカンボジアサーカス『ファー』とは?
NHK「アジアで花咲け、なでしこたち」にも出演した池内桃子さんにたっぷりと語っていただきました!

池内桃子(いけうちももこ)氏
カンボジアサーカス『ファー(PHARE)』アシスタントセールスマネージャー。
カンボジア・バッタンバンでの日本語教師を経て現職。
サーカス唯一の日本人として、日本人ツアー客を中心に営業や広報等を担当。

今回の池内桃子さんとの対談インタビューラインナップ!
本記事は、全6本のインタビュー動画の4本目となります。


1本目 カンボジアサーカスって何?サーカスの営業職って何やるの?
2本目 運命を変えたカンボジアサーカスとの出会いときっかけとは?
3本目 私は本当にカンボジアが好き?道を決めるためにとった行動とは?
4本目 カンボジアサーカス「ファー」社長にスカウトされた!そのきっかけとは?
5本目 営業ど素人でもやるぞ!共感した「ファー」のコンセプトとは?
6本目 池内さんの今後の展開やビジョンは?そして例のテレビ出演どうだった?
特別動画 池内桃子さんからあなたへのメッセージ


生の声、現地のライブ感が伝わる【動画版】はコチラ!

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カンボジアで働くことに迷いはなかった?

中西賢一(以下、中西):タイミング的には就職活動とかっていうタイミングだったんじゃないですか?

池内桃子(以下、池内):まさにそうですね。(笑)

中西:ちょっと葛藤があったんじゃないですか?

池内桃子(以下、池内):ありましたね。ありました。住み始めたいと思ったときにちょうど大学3年生の半ばで、そのときにちょっと学校の派遣留学で、アメリカに10カ月だけ行ったことがあって。なので、就活はもともと同級生より遅れるということは分かってたんですよね。というのも帰国の時期が、もう4年生に上がった5月だっていうのが分かっていたので、大体みんな就活って3年生ぐらいから始めるじゃないですか? で、わかっていたんですけれども、やっぱりますますカンボジアに行きたいというのが、もうおさえられなくて・・・
カンボジアサーカス『ファー(PHARE)』池内桃子氏と中西賢一対談画像
中西:アメリカに10カ月行ってて、アメリカに住みたいとは思わなかったんですか?

池内桃子(以下、池内):住めたらいいだろうなって思ったんですけど、なんで思わなかったかっていうのは、アメリカはすごく手続き的な部分ではハードルが高いなっていう。留学先がニューヨーク州にある学校だったので、お休みがあるたびにニューヨークシティに出かけてたんですね。すごく、ほんとに都会だったんですけど、すごく好きになって、ここに住めたらどんなにいいだろうなって思ったんですけど、やっぱりニューヨークって仕事をして住むとなると、すごくシビアな町でしょうし、・・・

中西:そうでしょうね。東海岸のあそこでね。(笑)

池内桃子(以下、池内):簡単に住みたいって私が言えるところじゃないなあと。あと純粋にここで何がしたいとかは別になかったです。何がしたいとかは別になかったです。そういうふうに考えるとすごくその10カ月を楽しんだというのは間違いないんですけども、住みたいと思うまではなかったですね。やっぱり私の中でカンボジアに住みたいっていうのは、自分の気持ち、さっきの自分の気持ちを知りたいというのもありましたし、1年の中に流れを置けばもっとこの国のことを今よりも知れるようになるんじゃないかって思ったんですね。ブツブツ断続的にいくよりは、カンボジアの人と同じ時間の流れの中に身を置きたいっていうのがすごくありましたね。
カンボジアサーカス『ファー(PHARE)』池内桃子氏と中西賢一対談画像
中西:なるほど。カンボジアに実際に生活してちょっと身を置いてみようと。それはバッタンバン? それともシェムリアップ?

池内桃子(以下、池内):最初はバッタンバンでしたね。

中西:それはサーカス学校で働いたわけではなくて?

池内桃子(以下、池内):ではなかったです。

中西:じゃあ、ただそこに住んだっていうだけで?

池内桃子(以下、池内):はい。そのときやっぱりサーカスがきっかけで、日本で知り合っていた偶然同じ福岡出身の女性の方がいて、その方が、孤児院でボランティア活動をするのと同時に町中で日本語を教えてらしたんですね。その方が移住して3年目、4年目になったときに、孤児院でのボランティアの仕事が、比重が大きくなってきたから、自分のやってる日本語教室を引き継ぐ人がほしいって思っていたみたいで、そのときに偶然私が・・・そのときは時系列でいうと大学を卒業して、私が日本語教師の資格を取り終えたぐらいの時期だったんですね。
カンボジアサーカス『ファー(PHARE)』池内桃子氏と中西賢一対談画像
中西:そういう資格を取ってたんですか? (笑)

池内桃子(以下、池内):取ってたんですよ。結局、さっき就活の話が出たんですけど、カンボジアに行きたいというのが強かったがために、ほんとにまともな就職活動をしなかったんです。というのがあって、で、かろうじてというか、ラッキーにも見つけることができた政府の職業訓練で日本語教師の資格を取れるっていうのがありまして。日本語教師っていう資格はもちろん就活の一つとして知ってたんですけども、あんまりやりたいっていうふうにそのとき思ってなくて。ほんとにカンボジアに将来住みたいと思うんだったら、これも手段の1つになるのかなあってぐらいに思って。

中西:ちょっと保険的にそういうスキルがあると安心できますよね。

池内桃子(以下、池内):そうですね。というのがあり、そのお世話になっていた女性が、日本語教室を引き継ぐ人を探しているということで、一時帰国されたときに、じゃあバッタンバンで生徒を引き継がないかっていうことで聞かれて、少し悩んだんですけども「やりたいです」っていうふうに言って、それがほんとに移ってくる実質的な動機になりましたね。

中西:じゃあ、しばらくは日本語教師をやってたんですね。

池内桃子(以下、池内):そうですね。10カ月。少なかったんですけれど、1年足らずで終わってしまったんですが、そういう時期もありましたね。

カンボジアサーカスで働くきっかけって?

中西:まだサーカス出てこないですね。(笑)

池内桃子(以下、池内):そうですね。仕事としては、まだそのときは出てきてなくて、バッタンバンに引っ越したのが3月の末頃で、偶然にも同じサーカス学校がある町で日本語を教える。でも、そのサーカス学校のほうにも知り合いの人たちがもちろんいたので、今回は旅行じゃなくてすむことになったということで挨拶がてらに・・・

中西:交流はあったわけなんですね。

池内桃子(以下、池内):そうですね。たまにショーを見に行ったりとか、学校に遊びに行ったりというのはしていて。その中でやっぱり旅行中とかもすごくよく受け入れてもらっていたので、何かこう返したいっていうのはあったんですね。でも、その何かが分からないままその日まで来て、「今はもうこっちに住んでいるから、もし、何か人手が必要だとか、私ができそうだと思うようなことがあれば声をかけてほしい」っていうふうに言ったんですよ。そしたら「ちょうどよかった」と言われて。「なんだろう」と思ったら、シェムリアップにサーカステントを開く計画があって、それで日本の旅行社と旅行をしている人と旅行会社にマーケティング調査といいますか、オープン前にアンケートのような質問をしてきてほしいっていうふうに言われたんですね。「英語で言ってもいいけど、日本の人って日本語で話したほうが心地よいですよね」って言われて「あ、そうです」って。それが最初の仕事のような関わりというか、それが引っ越して次の月でしたね。バッタンバンに引っ越して次の月で。
カンボジアサーカス『ファー(PHARE)』池内桃子氏と中西賢一対談画像
中西:そこから関わりが深くなっていったっていう感じなんですか?

池内桃子(以下、池内):そうですね。実はその4月に、4月と5月に2回に分けてシェムリアップに3、4回ずつマーケティング調査ということで来て、そのあとそれが終わってからはパタッとその話は聞かなくなったんですよ。たまに学校にいくときに「あの話どうだったの?」っていうような話を出すぐらいで、特に明日からすぐに仕事の話をしてたわけでもなく。「それからどうなったんだろうな」と私も思いながら、その年、同じ年の暮れ頃12月頃に今のこのシェムリアップのサーカスの最初の社長から、カンボジア人なんですけども、偶然そこでサーカス学校で彼と会ったときに、あちらから話しかけてきてくれて、私も彼の名前だけは聞いていたので、会って話をしたときに「この人がお名前を聞いていた社長なんだ」と。で、話を聞いてみると、「日本人旅行客をつかむ営業として働かないか」というふうに話をしていただいて。
カンボジアサーカス『ファー(PHARE)』池内桃子氏と中西賢一対談画像
中西:じゃあ、ほんとにシェムリアップでサーカスをこれからやるっていう、それのオープニングスタッフみたいな、なんかそんな感じだったんですか?

池内桃子(以下、池内):そうです。いわゆる立ち上げスタッフのような。

つづきます ⇒ (5本目 営業ど素人でもやるぞ!共感した「ファー」のコンセプトとは?

■ インタビュー・撮影・編集
【海外どうでしょう】管理人:中西 賢一
■ インタビュー日:2015.02.10
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