今回のインタビューは、カンボジア・シェムリアップとプノンペンでマッサージ業を営む『ジャパニーズマッサージMASA』を経営する原正寛氏。日本を飛び出し、1人でも多くの人を癒したいと奮闘する彼が、現地の「1時間5ドル」という格安マッサージに対抗するためにとった戦略や独自の集客方法とは?そして動き出した新たなチャレンジとは?
その人気マッサージ&指圧店『ジャパニーズマッサージMASA』を経営する原正寛氏にたっぷりと語っていただきました!
カンボジア・シェムリアップとプノンペンのマッサージ&指圧店『ジャパニーズマッサージMASA』オーナー。
現地を訪れる観光客はもちろん、在住日本人を癒し続ける人気マッサージ師。
独自のメディア集客で、欧米人からも指名され、口コミが広がり評判の店となる。
情報発信ブログ「カンボジア「ぢゃがいも」情報局」も人気!
今回の原正寛さんとの対談インタビューラインナップ!
本記事は、全4本のインタビュー動画の1本目となります。
1本目 なぜカンボジア?開業しようと思ったきっかけは?
2本目 「1時間5ドル」という格安マッサージ店に対抗するためにとった独自のウェブマーケティングとは?
3本目 動き出した新たなチャレンジ『CSA』とは何か?
4本目 海外でうまく適応できる人って?そして今後の展開・ビジョンは?
特別動画 原正寛さんからあなたへのメッセージ
生の声、現地のライブ感が伝わる【動画版】はコチラ!
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なぜ「カンボジア」を選んだの?
中西賢一(以下、中西):はい、じゃあ今日はカンボジアのシェムリアップでマッサージ店を経営されている原正寛(ハラマサヒロ)さんにお話を聞いていきたいと思います。よろしくお願いします。
原正寛(以下、原):よろしくお願いします。
中西:今日はこの原さんのマッサージルームにおじゃまをして着替えをさせていただいて、マッサージをやっていただきながら、お話を聞いていきたいと思います。マッサージというより指圧?
原:そうですね。指圧がメイン。
中西:はい。それでお話を聞いていきたいと思います。じゃあ、ここで寝かせていただいて。ではまず、原さんから簡単に自己紹介をしていただいてよろしいですか?
原:はい。シェムリアップの町で、「ジャパニーズマッサージ・マサ」といって、日本式指圧をメインにマッサージをしてますお店のオーナーをしてます原正寛です。
中西:今、僕が受けているこの施術ルームなんですけれども、ここって「マントラ」さんっていうゲストハウスの中にあるんですよね。
原:そうですね。「マントラ・ゲストハウス」っていう、日本人がこれはオーナーをやってますところの1室を借りて2014年の11月からこっちでさせてもらってます。
中西:もう3カ月ぐらい?
原:そうですね。今3カ月です。
中西:そうなると、お客さんは、この「マントラ・ゲストハウス」さんに宿泊の方がメインになってくるんですか?
原:いえ、逆に宿泊の方っていうのはそこまで多くなくって、今のメインだと「トリップアドバイザー」という海外向けの口コミサイトがあるんですけど、そこを見たお客様とか、在住の日本人、外国人の方とか。
中西:「トリップアドバイザー」っていうことになると、結構欧米人の方が来られることが多いんですか?
原:そうですね。フランス、ドイツ、オーストラリア、あとはマレーシアとか、シンガポールとか、そういう華僑系のアジア人の方とか。
中西:はい。観光に来てアンコールワットで歩き回って疲れて、こっちへ来るっていう流れが多いんですか? そういうことでもないですか?
原:そうですね。来られる前にご予約される方もいらっしゃるので、来られる方はアンコールワットを見られてると思いますし、そういう方が多いです。バックパックで来ててという方もいらっしゃいますし。
中西:去年からこちらっていうことだったんですけれども、原さん自体は、カンボジアっていつから来られたんですか?
原:初めてきたのが2012年の5月末ですね。
中西:そのときにもうマッサージ、指圧をやるということをもう前提として、こっちに来たっていうことなんですか?
原:いえ、一番最初は、何かのビジネス、マッサージだけでもなかったんですけど、こっちにコネクションのある先輩、知り合いの方がいて、マッサージを含めて1回海外を見てみないかっていうので来ましたね。
中西:日本で指圧の資格というのを取って来られたんですか?
原:そうですね。指圧っていうか、私は中国整体と指圧っていう感じ・・・民間の資格なんですけど、それを持ってて、日本だと東京でお店を・・・
中西:やられてて。
原:そうですね。
中西:なるほど。なぜカンボジアに来ようかって、なぜカンボジアを選んだのかっていうところはどうなんですか?ちょっとお聞きしたいんですけれども。
原:そうですね。結構皆さん、お聞きになられるところで、私はたまたま、さっきも言った、シェムリアップを紹介してくれた先輩がまずインドネシアを紹介して下さったんです。
中西:ジャカルタかなんかですか?
原:いえ、最初はジョグジャカルタで・・・
中西:あっ、ジョグジャカルタで。
原:ジョグジャカルタを見て、その後ジャカルタを見て、また別の月でこっち、シェムリアップに来たんですね。で、カンボジアを。2カ国しか比べてないんですよ。ジョグジャ(ジョグジャカルタ)は結構思っていたよりも大きくて、日本人経営でもう店舗展開しているところもあったんです。
なぜ「シェムリアップ」を選んだの?
中西:あっ、ほんとですか? なんかジョグジャってあんまり日本人はいないってイメージが何となくあるんですけど。
原:ジョグジャは、こっちでいうイオンモール、ラッキーモールよりちょっと大きいぐらいの、5階建てぐらいで、上はリラクゼーション+飲食みたいな大きいモールが何ヶ所かあったんですけど、こういう上には絶対入っている「ナカムラ整体」さんっていう整体屋さんがありまして、すごくウケていたんですけど、サービスも技術も上手で、シェムリアップに来たら、こういう出してるお店がそこまで多くなかったっていうのと、シェムリアップってすごい小さいじゃないですか?
中西:はい、小さいですね。
原:ジョグジャも結構観光都市だとは思うんですけど、「プランバナン」にしろ「ボロブドゥール」にしろ市街地から結構バラバラで遠いので。
中西:確かに。
原:そこを考えると、シェムリアップってすごい空港からも近いですし・・・
中西:コンパクトにまとまってますよね。
原:そうなんです。そこが一番なんかビジネスをしやすいんじゃないかなって。
中西:うまく自分でやるには、サイズ的にも、やりやすさにしても、ちょうどいいってことで、シェムリアップを選ばれたという感じですか?
原:そうですね。あとは先輩の紹介で、こちらで働いてる、既にビジネスをされてる方にいろいろ教えてもらったりもできる環境だったので。
中西:知ってる人がいるっていうのはとても安心ですよね。
原:そうですね。それは。
つづきます ⇒ (2本目 「1時間5ドル」という格安マッサージ店に対抗するためにとった独自のウェブマーケティングとは?)
【海外どうでしょう】管理人:中西 賢一
■ インタビュー日:2015.02.19