【海外で働く！カンボジア編：『ハブ・シェムリアップ』経営：鈴木里沙氏対談 #3】ありのままの自分

今回のインタビューは、カンボジア・シェムリアップで唯一の何でも屋さん『ハブ・シェムリアップ』を経営する鈴木里沙さん。アロマの専門家としての夢を追って伝統医療を学びにカンボジアへ。でもなぜか「何でも屋」を開業。その理由は？そして、その当初の夢は捨てたのか？
たっぷりと語っていただきました！

鈴木里沙（すずきりさ）氏
カンボジア・シェムリアップで唯一の何でも屋『ハブ・シェムリアップ（Hub Siem Reap）』オーナー。
シェムリアップに参入している多くの起業家を強力にバックアップ。
物件探しから契約書類作成、店舗改装まで一気に頼める便利さと、日本人ならでは細かなサポートが大人気！
今ではシェムリアップのスタートアップに欠かせない存在。

今回の鈴木里沙さんとの対談インタビューラインナップ！
本記事は、全4本のインタビュー動画の3本目となります。

1本目　「何でも屋」ってどんなことやっているの？なぜやっているの？
2本目　カンボジアに来たきっかけは？アロマビジネスの挫折と転機
3本目　ありのままの自分でいられるカンボジアの魅力とは？
4本目　リサさんと「ハブ・シェムリアップ」の今後の展開・ビジョンは？
特別動画　鈴木里沙さんからあなたへのメッセージ

生の声、現地のライブ感が伝わる【動画版】はコチラ！

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カンボジアに来て変わったことは？

中西賢一（以下、中西）：なるほどね。実際カンボジアに来られてどうですか？　水は合いました。水が合うっていうか、相性はよかったですか？

鈴木里沙（以下、リサ）：すごいよかったと思います。

中西：実際1年以上いるっていうことは、相性はいいんだと思うんですけども、どんなところが自分と相性があったなあっていう気はします？　カンボジアのこういうところは自分に合ってたなあみたいな。

リサ：そうですね。日本にいるときは人目を気にして、かっこつけなきゃいけなくて、かっこをつけないと恥ずかしくって。何だろうな、私は自分らしくいれなかったなあと思ってるんですよ。今振り返ると。ただ、こっちに来てからは、ありのままの自分でいいっていうのをすごく感じるというか、カンボジア人がそういう人たちなので、ほんとそのままで付き合ってくれるじゃないけど、そういう人たちばっかりなんで、これがほんとの自分だなって私は思って。そこからかっこつけなくなって、日本にいたときはメッチャかっこつけだったんですけど。

中西：それは見た目からもそうだし、気持ち的にも、何か作った自分っていうのがあって・・・カンボジアに来てからは、結構自分では変わったなあっていう実感があるわけですか？

リサ：あります。すごいあります。

中西：それは、いいように変わったっていうのはね。

リサ：そうですね。それがなかったら、私もしかしたら自殺とかしてたかもしれないですね。

中西：それは根が深い話ですねえ。

リサ：そのぐらい結構ストレス・・・例えば、ちょっとしたウソでも見栄を張ってウソとかついたりするじゃないですか？

中西：うん、うん。ちょっと大きく見せちゃうみたいな。

リサ：そう、そう。そういう小さなことでもメッチャ心って傷つくんですよ。で、なんていうの、そういうのに耐えられない人間だったかなあって。でも、かっこつけだから、ちょっとほんとに生きにくかったんです。（笑）

中西：なるほど。結局そういうのが細かく・・・小さいんだけれども、それが数やっていくとすごい溜まっていっちゃうっていうかね。で、こっちだとそういうのが、ほんとになくなったっていうわけですか？

リサ：そうですね。全くかっこつけないし。そのまま。

中西：だから、仕事もいきいきとできているっていう感じなんですよね。

リサ：そうかもしれないですね。

カンボジアの人ってどんな人？

中西：リサさんから見てカンボジアの人って、今、話がでましたけど、明るくてフレンドリーとか、リサさんから、カンボジア人ってこう見えてるっていうのは何かあります？

リサ：カンボジア人たちを私がどう見てるか？

中西：ええ。カンボジア人ってこういう人なんだなあとかって。

リサ：何て言うか、ほんと素朴、素直・・・何だろう、どっちかっていうと、動物に近い。

中西：動物に近い？　野性的っていう感じ？

リサ：野生ですね。そういうところがやっぱり、本来、だって、人間って動物だし、そういうところ、その基本があってのいろんな部分じゃないですか？　理性だとか、なんだとか。でもその基本が一番大事で、それしかないから、カンボジア人って。

中西：なんかすごい本能に忠実ですよね、なんか。

リサ：そうです。そういうのとかって、なんかそのままだなあって思うんで。

中西：それが無邪気に見えたりしますよね。

リサ：そうです。それにイラついたりするときもあるんですけど、基本好きです。そういうところ。

中西：そういうところが好き？

リサ：はい。

中西：その逆はどうです？　やっぱりやりにくいというところは？

リサ：やりにくいとき？　そうですね。カンボジア人ってあんまり中で思ってることを表に出さないところがあるんですね。

中西：隠すんですか？

リサ：隠しますね。思ってることを。

中西：嘘ではなくて？

リサ：うーん。そう考えると一緒なのかなあ。（笑）でも、そういう傾向がありますね。怒ったりすることが、本当に美徳としないので、怒ったりとか、泣いたりとか、そういうことをしている人って、ほんと嫌うんですよ。そういうことがいけないこと、カンボジア人の感覚では。いつも笑ってるんですよね。だけど、中ではちょっと思っていることはあるわけです。

中西：ちょっと本音が見えないっていう感じもちょっとあると。