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カンボジアでマッサージ店独立開業!独自の集客で指名される人気店へ【原正寛】(2/4)

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「Japanese Massage MASA(ジャパニーズ・マッサージ・マサ)」原正寛氏アップ画像

今回のインタビューは、カンボジア・シェムリアップとプノンペンでマッサージ業を営む『ジャパニーズマッサージMASA』を経営する原正寛氏。日本を飛び出し、1人でも多くの人を癒したいと奮闘する彼が、現地の「1時間5ドル」という格安マッサージに対抗するためにとった戦略や独自の集客方法とは?そして動き出した新たなチャレンジとは?

その人気マッサージ&指圧店『ジャパニーズマッサージMASA』を経営する原正寛氏にたっぷりと語っていただきました!

原正寛(はらまさひろ)
カンボジア・シェムリアップとプノンペンのマッサージ&指圧店『ジャパニーズマッサージMASA』オーナー。
現地を訪れる観光客はもちろん、在住日本人を癒し続ける人気マッサージ師。
独自のメディア集客で、欧米人からも指名され、口コミが広がり評判の店となる。
情報発信ブログ「カンボジア「ぢゃがいも」情報局」も人気!

今回の原正寛さんとの対談インタビューラインナップ!
本記事は、全4本のインタビュー動画の2本目となります。


1本目 なぜカンボジア?開業しようと思ったきっかけは?
2本目 「1時間5ドル」という格安マッサージ店に対抗するためにとった独自のウェブマーケティングとは?
3本目 動き出した新たなチャレンジ『CSA』とは何か?
4本目 海外でうまく適応できる人って?そして今後の展開・ビジョンは?
特別動画 原正寛さんからあなたへのメッセージ


生の声、現地のライブ感が伝わる【動画版】はコチラ!

↓        ↓        ↓  

「集客」はどのようにやっていたのですか?

中西賢一(以下、中西):実際に、じゃあ、指圧とか整体を始めましたと言って、最初からうまく立ち上がっていったんですか? 集客だったりとか・・・
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
原正寛(以下、原):いえ、いえ。なかなか。近く閉まってしまうんですが、「マイサ」っていう・・・

中西:日本料理店。

原:日本料理店。あそこにずっとお世話になってまして、あそこのお手伝いさせてもらいながら、そこのママさんにいろいろ在住の方々に宣伝とかしていただいて、そこからちょっとずつ口コミを広げてってという感じですね。
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
中西:原さんのやられているこの整体ビジネスっていうのは、やられている立地っていうのは、結構影響があるんですか? その売上だったり集客に?

原:そのターゲティングによると思うんですけど・・・

中西:ここの店だって中心地からちょっと距離がありますよねえ。

原:そうですね。ですから「ウォークイン」っていうのでは、ほぼほぼないんです。なので、もちろん市街地の路面店のほうがウォークインがありますし、あれなんですけど、カンボジアってすごいマッサージが安い・・・
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
中西:安いですよねえ。

原:ですよねえ。

中西:僕も、この間1時間5ドルっていうのやりましたけど。(笑)

原:そうですね。もう5ドルとか3ドルとか、それぐらいで行けちゃうぐらいなので、そうすると、ふらっと入る方は、やっぱりそちらに行かれたりすると思うんですね。うちは今でもそういうブランディング、「60分30ドル」っていうので、マッサージ・・・スパとかまた別なんですけど、マッサージの中ではマアマアの値段、高い設定だと思うんです。 なので、その時点でやっぱりある程度ふるいにかけるではないんですけど、目的が、観光に来るんだけどちょっと普段の疲れも取りたいかたとか、こうバックパックして、すごいいろいろ行ってて、身体をリセットしたいみたいなひととかが・・・そんな感じで・・・何て言うか、ただの癒しというよりもプラスちょっと痛みをどうにかしたいっていうお客さんが多いですかね。選んでもらえるっていうか。
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
中西:1日何人ぐらいお客さんってどれくらいですか?こうやってお1人でやられてると・・・というか、この部屋自体もそうですけれども、結構人数とか稼働率とか結構決まってきちゃうと思うんですけれども。

原:はい。そうですね。うちは(施術するベッドが)マックス2台なので、今までで多くて・・・ペアの方がすごい来てっていうので、多くて10人、12人とかぐらいっていうあれですね。平均すると大体3人とか・・・やっぱりバラツキはあるんですけど、ハイシーズンとローシーズンの差もあるんで。
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
中西:そうですよね。結構ここはその差が激しいっていいますよね。

原:そうですね。

中西:今はハイシーズンですからね。結構忙しいですか?

原:そうですね。刈り入れ時と言いますか、多くて、なんか日本人の観光客が今年少ないらしいんですけど・・・

中西:そうなんですか?

原:はい。うちはお客さん、日本人の方よりは外国人の方のほうが観光客の方が多いんで、そこまで変わることなくっていう感じですね。

中西:「トリップアドバイザー」っていうのは、結構集客としては効果的なんですか?

原:そうですねえ。多分日本でどこか行くときに「食べログ」みたりとかそんな感じで、日本人の方だと多分「フォートラベル」のほうが見られるのかもしれないですけど、海外の方はマアマア見て来られるみたいですね。
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像

海外で開業するときのポイントって?

中西:日本で結構今マッサージとか、指圧だったりとか、整体とか、個人で資格を取られて、整体される人って、今日本でもすごく増えてると思うんですよね。そういう人たちが日本っていう市場じゃなくて、ちょっと海外で原さんみたいに展開したい、意外とそう考えてる方って多いような気がするんですね。そういう人たちに向けて、原さんから何かこういうことが海外で展開するとき、こういうのはちょっと難しいとか、こういうところは注意したほうがいいとか、ポイントみたいなのって、何かあったりしますか?

原:そうですね。多分ほかのビジネスとかとも同じだと思うんですけど、場所、立地とかもそうですし、どこの層を狙うとか、そういうターゲティング、値段設定・・・技術は日本の技術ってもうピカイチなんで、そこは自信を持っていったらいいと思うんですけど。
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
中西:やっぱりさっき言ったみたいに、競合で日本人の人がやっているとか、同じようなスタイルでやっているっていうところはリサーチしたりしたほうがいいですかね?

原:そうですね。それは多分あれだと思うんです。私も来たときは、どこに行ったにしても、自分はマッサージできるし、好きというのもありますし、いくらでやっているのか、どんな感じでやっているのか、何人ぐらいかみたいな、部屋数とか見れば大体、稼働率いくらぐらい、そういうのはなんとなく分かるので、そういうのは見るようにしていますね。
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
中西:やっぱり海外で展開するとき、日本人だけじゃなくて、欧米人も取り込むっていうふうに考えたほうがいいですか? シェムリアップの場合は特にそうかもしれないですけどもねえ。

原:そうですねえ。どっちがいいか・・・単純に日本人だけだとパイが少ないので、いけるのであれば、海外に行くのなら海外の人もいったほうがいいとは思うんですね。
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
中西:この施術用のベッドとか、使われてるものっていうのは日本から持って来たんですか?

原:私が日本からのEMSで2回に分けてかな、送りました。こっちでも、この前、プノンペンの方に聞いたら普通にオーダーメイドで作ることはできるとは言っていたんで、多分折り畳みでなく、据え置きだと思うんですけど。
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
中西:あと、こっちでカンボジアの人は今、スタッフとして使ってないわけですよね?

原:まだないですね。カンボジアの方は、日本人のスタッフだけですね。

中西:カンボジアの社会でビジネスをやるにあたって、こうところが難しいとか、なかなかうまくいかないとかっていうのはあったりしますか? 手続き上だったりとか、いろんなことを含めて。

原:そうですねえ。まず、私はほかの人たちと違ってびっくりするほど、お客さんも外国人ですし、スタッフもいないので、そこまで関わることはないのですが、カンボジアに居ながら。なので、聞いた話だとやっぱりなかなか長続きしないとか。スタッフに教えたら、あとはリラクゼーションとか、すごいシェムリアップ、店が多いので、すぐ渡り鳥になるんですよ。給料高いところに移動しちゃうみたいなのは、大変みたいなのは聞きますけど、なんせ私自身話ではないのであれですけど。
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像

大人気ブログ「ぢゃがいもチャンネル」とは?

中西:今ちょっと仕事の話とか、お聞きしたんですけれども、原さんは、面白いこっちで活動をしているんですけれども、結構情報発信をされているんですよね?

原:情報発信・・・そうですね。「ぢゃがいもチャンネル」という・・・
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
中西:「ぢゃがいもチャンネル」?

原:私が「ぢゃがいも」って呼ばれるんで。シェムリアップでは(笑)

中西:なぜ、「ぢゃがいも」って呼ばれているんですか? 昔からそういうニックネームだったんですか?

原:昔・・・そうですね。昔勤めていたとこの社長に顔がジャガイモっぽいんじゃないかって言われて、ただ、普通のじゃがいもだと面白くないので「ち」に点点の「ぢゃがいも」ですっていうふうに名乗ってます。
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
中西:その「ぢゃがいもチャンネル」っていうのは、主にどのような情報を発信してるんですか?

原:こっちの・・・単純にカンボジアの情報がすごい少ないなと思ったので、ありとあらゆることをいろいろアップして、カンボジアのことも知ってほしいし、まだ当時「ユーチューバー」っていうのが流行ってなかったんです、世間的には。だからYouTubeで稼げるぞみたいなのはあったので、なんかそれでYouTubeで何かこういうビジネスとしてもできたらいいなっていうんで・・・
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
中西:じゃあ、動画を発信してるっていうことなんですね?

原:そうですね。動画を430本ぐらいかな。
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
中西:おっ、すごい数ですね。それは全部カンボジアに関しての動画なんですか?

原:そうですね。9割はカンボジアかな。

中西:すごい数ですね。

原:数はいっぱいあるんですけど、再生数全然伸びず。

中西:そういったかたちで自分のメディアで発信をして。

原:そうですね。

中西:こっちの方はすごいそれを見てらっしゃる方多いみたいですね。在住者の方とかもね。

原:そうですね。ビジネスをするうえでっていうのも、口コミもそうですし、私も1人で来たんで、そこは自分の認知度をビジネスから知ってもらうか、個人として知ってもらってビジネスにつながるっていうのもあると思ったので、そういうマッサージからってアプローチと、あとはYouTubeなりブログなり書いて、それで見てますからマッサージに入ってもらうっていうのもありかなとは思っていて。
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
中西:これだけ露出が増えればね、やっぱりお客さんとして来る確率も上がりますよね。

原:そうです。露出、結構デメリットっていうか危険な面、そんなことやっているんだったらみたいな・・・出し方次第ではあるとは思うんですけど、私はそういうやり方をやってみようと思って・・・

中西:今のところは結構効果はあると?

原:そうですね。効果はあったんだと思います(笑)
「ジャパニーズマッサージMASA」原正寛氏と中西賢一対談画像
つづきます ⇒ (3本目 動き出した新たなチャレンジ『CSA』とは何か?

■ インタビュー・撮影・編集
【海外どうでしょう】管理人:中西 賢一
■ インタビュー日:2015.02.19
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