今回のインタビューは、世界遺産「アンコールワット」があるカンボジア・シェムリアップにある旅行会社に勤める西村なつみさん。旅行の専門学校時代にカンボジアにハマり、ガマンしきれず現在の会社へ就職。そして結婚、出産。カンボジアで働きながら「子育て」実践中。日本とカンボジアの「子育て」の違いに驚く毎日。その驚くべき「カンボジア流子育て」とは？

カンボジアでフルタイムで働きながら子育てをしている西村なつみさんに、たっぷりと語っていただきました！

今回の西村なつみさんとの対談インタビューラインナップ！
本記事は、全2本のインタビュー動画の1本目となります。

1本目　なぜカンボジア？日本でなくカンボジアへ就職した理由とは？
2本目　これがカンボジア流子育て？日本の常識を何が違う？
特別動画　西村なつみさんからあなたへのメッセージ

まったく期待していなかったカンボジア！

中西賢一（以下、中西）：今日は、カンボジアのシェムリアップで働いている西村なつみさんに、お話をお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。まず、なつみさんから簡単な自己紹介をお願いいたします。

西村なつみ（以下、西村）：カンボジア・シェムリアップ在住4年目、西村なつみです。

中西：旅行関係ですよね、お仕事は。旅行関係で働いている西村なつみさんです。もう在住4年目、あっという間ですよね。

西村：あっという間ですね。

中西：今日はちょっといろいろとお話を聞いていきたいと思うんですけど、そもそも、なつみさんがカンボジアに来たきっかけって何だったんですか？

西村：専門学校の頃に、研修旅行で学校が指定した国が、タイとカンボジアだったんですね。

中西：どっちか？

西村：両方。それが、うちの専門学校で先輩たちが、旅行の専門学校だったので、自分で企画を立てて・・・

中西：どこをどうまわってとか？

西村：そう！先輩が後輩の研修旅行を作るっていうのがあって、ちょうどそれに選ばれたのが、私の時がカンボジアとタイだったんです。それに行って。

中西：カンボジアはプノンペンでなく、シェムリアップで「アンコールワット」をまわるみたいな。それでここにきて、カンボジアの魅力にはまったと。

西村：そうですね。

中西：私はこの国で働いてやろうと。

西村：全く思ってないです！その時点では全く。

中西：いいところだなーくらいで。

西村：最初、タイとカンボジアと言われ、タイはとても期待していたんですけど、カンボジアは全然期待していなくて。もう、地雷とかそういう悲しいことしか想像がつかなかった。だから来てみたときのギャップがすごくて、逆にすごいはまってしまって。生徒の中でも、まあカンボジアに住んだくらいなので、一番はまったんですね。

カンボジアで働くためにとった行動は？

中西：けど、その時はまだ働こうと思ってなかったんでしょ？

西村：まったく思っていないです。

中西：それが「はたらこう！」って切り替わったわけでしょ？

西村：切り替わりました。

中西：それはどういうタイミングで？

西村：その後日本に戻ってからも、「絶対また行こう！」と。

中西：プライベートででも行こうと。

西村：生徒中で、私とハマったもう一人の子がいて、絶対いっしょに行こうねって約束したんですよ。結局、就活とかなったら忙しいから行けないと。もう、一人で行くしかないと。夏休みを使って３～４週間くらい。

中西：結構長く。

西村：そうなんです、でも、それくらいいても何もすることがないので、孤児院とかそういう学校をまわっていました。

中西：それはボランティアとか？

西村：はい、ボランティアで。ロリュオスの近くの。で、市内に泊まって、毎日毎日通って、まあ3週間終わって帰ったんですけど、帰ったらもう就活なんですよね、2年生だったんで。でも切り替えができなかった、ハハハ・・・

中西：就職活動なんてやってられないみたいな（笑）。

西村：そうそう。もう帰ってすぐに国家試験だったんですけど、全然手につかないんですよ、頭がカンボジアで（笑）。試験で「総合」っていう試験があるんですけど、世界各国の世界遺産とか地理とか航空券の運賃とかそういう問題があるんですけど、カンボジアの東南アジアらへんはすごい勉強するんですけど、ヨーロッパとか全然頭に入らなくて。その試験が終わってからすぐに、「もうこれだったら就職カンボジアでできるんじゃないか」って。それで探し始めたんです。

中西：カンボジアの働かせくれるところを探したと。

西村：そうです。せっかくなので、旅行会社で働きたいなあと。

中西：そして、自分で探して、見つけて、見つかって。

西村：それが今の会社です。

カンボジアに住んで生活してみてどうだった？

中西：そういうきっかけだったのですね。じゃあ、まあハマったと。旅行の専門学校で勉強されていたから、そのまま旅行の会社でということで。で、実際仕事は順調にすすんだんですか？

西村：はい。

中西：まあ4年間の間になつみさんは、働きながら結婚もして、出産して、今ここで暴れていた怪獣君が息子さんということで、もうどっぷりとこっちにつかっているという感じですね。

西村：そんな感じですね

中西：で、実際そのときにハマったじゃないですか？ハマって実際4年間住んでみて、やっぱりそのまま「継続してよかったなあ」って感じですか？それとも「結構つかれた」とか、「違ったなあ」ということはないですか？好きなままですか？

西村：好きなままですね。

中西：なつみさんからみて、カンボジアの人とか国はどういう特徴があるとか何かありますか？他の東南アジアの国とこんなところが違うとか。

西村：他の国に行ってないんですよ、ほとんど。ほんとにこんなに長くいた国ははじめて。

中西：この国の国民性とか。

西村：日本と比較したら、住みやすい、時間がゆっくりしている。

中西：せかせかはしていないですよね。

西村：逆に日本でもう働けないなあって（遠い目）。

中西：まあ、確かにね、こっちに慣れちゃうとね、どっぷりと。まあ水があっていたということですよね。

西村：カンボジアにあっていたのかもしれないですね。

中西：息子さんもこっちに順応しているみたいですしね。
つづきます　⇒　（2本目　これがカンボジア流子育て？日本の常識を何が違う？）