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脱サラしてカンボジアへ!圧倒的なサービスでホテルを超えろ!【西澤充晴】(3/4)

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西澤充晴氏アップ画像
今回のインタビューは、「トリップアドバイザー」「アゴダ」等で抜群の高評価を維持して快進撃を続けるカンボジアの宿泊施設『ワンストップ・ホステル(One Stop Hostel)』のプノンペン店マネージャーとして活躍する西澤充晴氏
一流企業の営業職という安定を捨てカンボジアへ。
群雄割拠のホテルやゲストハウスとの激しい競争の中で、西澤氏が目指している理想のサービスとは?
たっぷりと語っていただきました!

西澤充晴(にしざわみつはる)氏
カンボジアで3店舗展開している宿泊施設『ワンストップ・ホステル(One Stop Hostel)』プノンペン店マネージャー。
「海外で働きたい」という夢を実現するために、上場企業の安定を捨て転職。
圧倒的な満足度とコストパフォーマンスをたたき出して「トリップアドバイザー」「アゴダ」等ホテル予約サイトで高評価を維持。
さらにカンボジアでトップを目指すために、日夜新たなマネージメントに挑戦中。

今回の西澤充晴さんとの対談インタビューラインナップ!
本記事は、全4本のインタビュー動画の3本目となります。


1本目 右肩上がりの快進撃!「ワンストップ・ホステル」と他のゲストハウスとの違いは?
2本目 海外生活最大の不安だった「英語」をどうやって克服したか?
3本目 一流企業を脱サラして海外へ転職!不安を吹き飛ばすマインドとは?
4本目 西澤氏と「ワンストップ・ホステル」の今後の展開・ビジョンは?
特別動画 西澤充晴さんからあなたへのメッセージ


生の声、現地のライブ感が伝わる【動画版】はコチラ!

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失敗したらどうしてる?

中西賢一(以下、中西):今のところまだ個人的に大きな失敗とかないですか?こちらに来てから?

西澤:こちらに来てからは致命的な失敗というのは、ないのかなとは思います。

中西:ええ、なんかやらかしちゃったとか?

西澤:(笑)たまにちょっとそうですね。そういうのも1年前に2~3回は。お客さんにご迷惑をおかけしてしまったなというのは。そこは本当に誠意をこめて謝る、謝罪をするっていう。ただもうこちらがお客様にご迷惑をおかけしたときには多分できるだけ早くお客さんに謝罪をする。そもそもお客様にご迷惑をかけること自体がダメですけど、やはりやってしまったときには謝るということは意識してるので、そうしたらお客様も非常によい方ばっかりなので、運よく笑って、すませてくれたという。

中西:今の話を聞いてると、ほんとに海外だから気負ってるっていう感じはなくて、忠実にお客様のためにやってる、日本でやっていることと同じですよね?

西澤充晴(以下、西澤):そうですね。それは日本でも同じで、日本でもお客様に対して、いろいろ質を高めて、やっぱり品質の高いサービスを提供しようとするわけで、そこは相手が日本人だろうが、外国人、海外の欧米人であろうが、そこはもう変わりはないですね。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像

転職の不安はなかった?

中西:分かりました。あとね・・・西澤さん、お若いですね。20代で若いですけれども、転職に関しての不安っていうのはなかったですか?
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
西澤:転職に対しての不安っていうのは、あまりなかったですね。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
中西:結構若い方って、安定志向の方たちが多いということをよく聞きますし、実際そうらしいということも聞くんですけれども、周りの人からは海外に転職をするということに対して、結構周りから「あ、やっちまったな」みたいなことは、そういう目では見られたりはしなかったですか?

西澤:それは言われますね。言われたのは、「勇気があるな」とか、「チャレンジャーだな」と言われたり、「ある意味もったいないな」と。「安定した会社に入れたのにそれを捨てるなんてもったいない」ってことも言われたことがありますし。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
中西:それに対して西澤さんは今どう思ってます?

西澤:そこに対して、日本の安定した職に対してもったいないという気持ちも全然ありませんし、逆に今こっちに来ない決断を、来る決断をしなかったことで後悔をしてたかもしれないなと。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
しなかったら後悔してたかも分からない。 感じたのは、安定した道っていうのは、確かに魅力ではあるんですけど、そっちを選ぶことのリスク、ほんとに安定ってしつづけるのかなであったり、逆に選ばないことのリスクっていうのは、どこかしらにあるんじゃないのかなと。そう考えると、海外に行く、転職することによって得られるメリットっていうのは非常に多いなと。逆に失うものって何だろうって思ったら、一番大きいのってやっぱり今の安定を失うってことじゃないですか。ただ、よくよく考えてみると、大きな枠で考えてみると、ほんとに今自分のいる環境というのが、安定をずっと10年先20年先に安定してるっていう確証もないわけですから・・・
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
中西:分からないですよね。

西澤:そう考えたら、安定を求めるというのは理由にならないなと。安定というのは不安定にもなりうるわけですから。ということは、安定っていうのは、失うものではないから、いつでも失うものかもしれないし、いつでも得られるものかもしれないから、そこは判断基準じゃないと思ったんです。そう考えると得るものが多いという意味で転職、海外に来てよかった。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
中西:転職できない人もキャリアだったりとか、毎月の安定したお給料が頂けるというところが、なかなか捨てられないというところで、ちょっと一歩先に進めないということだと思うんですけど、じゃあ、今おっしゃっていただいた「得られるもの」「失うもの」っていうのを、「失うもの」は今ちょっと話しに出ましたけど、じゃあ、「得られるもの」っていうところで言うと、何が得られたというふうに思ってます? それから、どういうものが得られると思って飛び込んできたっていう感じですかねえ?
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
西澤:やっぱり得られると思って飛び込んだのは、日本の常識で言えば、海外の人とビジネスを一緒にする。海外の人に向けてビジネスをする。そのやっぱり経験知見というのが得られると思ったことですね。それはなかなか日本では・・・日本でじっとしてても得られないものでやっぱりその海外の土地に住んで現地の文化とか風土とか、文化を学んだ上で、やっぱりビジネスをするというのは、やっぱり日本ではできないことですし、それが後々自分がほかの仕事を、もし、ほかの仕事をする場合には、絶対にいかされてくるんじゃないか、要は自分の引き出しが増えるわけですから、一番得られると思って、私にとっては大きな魅力ではありました。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
中西:こういう違う社会とか、違う文化で仕事をするっていうことは、中に入り込んでやるっていうことが経験値として得られると。それが一番大きなメリットだったと。

西澤:そうですね。あとは世界を知るっていうのが、非常に大事だと思っていて、やっぱり日本にこもったままだと、インターネットで今いろんな国のことが分かりますけど、インターネットで得る情報よりも自分の目で見て実際いろんな国の人と話して得たものっていうのは、やっぱり価値が違うと思うんですね。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
やっぱりそこに対する情報の重みも違うと思いますんで、ただ、その得た情報が、私の「キャリア」と言いますか、人生を生きる上で与える、人生に与える影響ってやっぱり違うと思って。知らないで日本にいるのと、やっぱり海外に行って知るのでは、やっぱり知っておいて損はないのかなと。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像

友達に海外で働くことをすすめますか?

中西:西澤さんからしてみれば、じゃあ、日本に帰って同期の人とみんなで飲んだときに「海外来いよ」「転職しようよ」ってすすめますか?

西澤:そこは、私はあまりすすめないですね。というのも、やっぱり人によって考え方があるので、じゃあ、その人がほんとはやりたい生き方があって、それがそのために必要なのが転職であったりとか、海外に行くことであるのでしたら、私は非常に応援したいとは思ってます。ただ、そこが嫌だからとか、その人の価値観も知らずに、その人の価値観があるのにもかかわらず、無理やり海外を勧めるというのはあまりしたくないなと。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
ただ、それでもやっぱりみんなに言いたいのは、「海外行こうぜ」とか「転職しようぜ」ではなくて、「転職とか海外に行ったことによって、あなたにとって得られるものは何だろうか」という「あなた自身が得られるものは何だと思う」っていうのは聞いてみたいですね。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
中西:海外に行くということだけにフォーカスするのではなく、その先のゴールが大事ですよね。

西澤:そうです。それがその人のための人生、自分がなりたい姿というのがすべての人にはあると思っていて、それにとってすごい大事なピースが、それが、それにとって大事なものが「転職」とか「海外」にあるのだとしたら、それはもうほんとにちょっとリスクを背負ってでもやってみる価値はあると。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
中西:西澤さんは今の話からすると、自分には海外でも働くっていうことが必要だということから来てるわけですね。

西澤:そうですね。というのは、必要だと思ってたというよりも、常々ずっと周りには「海外で将来ビジネスをしたい」ということを言っていたわりには、私自身大学の頃海外行って・・・

中西:宣言してたんですか?

西澤:周りには、将来的には海外で仕事をやってみたいっていうことは、親にも兄弟にも同期とかにも言ってたんですが、そのわりには大学の頃から海外によく行くわけでもなかったですし、非常に英語を熱心に勉強するわけでもなかった。ただ、やっぱりもどかしい。言ったきりで何もやらないというのは、非常に・・・ただ、根本的には、海外に行ってみたいという気持ちはあったので、自分を変えるためにもちょっと海外に行ってみたいというのは、海外で働いてみたいっていうのはありました。

中西:それが実現できたということですね。

西澤:そうですね。

海外に来て自分が一番変わったところは?

中西:非常に今充実してる感じがもうしてるんですけれども、西澤さんが来る前と来た後、どの辺が一番自分が変わったなあと思っています?
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
西澤:一番変わった点というのは、やはり「無理」。「無理だなあ」とか、「やっぱり」っていうことをあまり思わなくなったという点が一番変わりましたね。日本にいたころは、やはり僕は英語ができないからあんまり海外に行けない、海外でやっていくことは、まだ無理だなあ。まだ、勉強してから行かないといけないとか、こういうことはやっぱり自分には無理だとか、こういうのは駄目だとか、そういう自分自身に対して言い訳をするっていうのが多かったんですが。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
中西:それは、人から「無理だよ」って言われるんじゃなくて、自分で「無理だ」というふうに言ってしまっていた、思い込みをしていたということなんですよね?

西澤:そうですね。はい。「どうせ無理だなあ」っていうふうに自分自身に対して言い訳をしていたっていう感じでした。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
中西:それが今ではそんなふうな考えるクセが日本にいたときはあったんだけれども、こっちに来たらそういうのがあんまりなくなったと。

西澤:そうですね。私自身一番ネックだった、不安だったのが「英語」、やっぱり語学というところがあって、思った以上に現地に行って意志疎通ができて、自分の一番自信がなかったところを克服したことで、意外と自分ができないと思っていることとか、自分に対してできない言い訳をしてることって、やってみたら案外できるものじゃないのかなあって。あとは自分がやっぱり東南アジアに来て、やはり、日本に比べても、ものとか、できることとか非常に制限されてくる。日本のように豊かなわけではないので、やっぱり制限される。その中でやっぱりどうしても時には自分自身がどうにかしないといけないということにぶちあたることもあるんですよ。そうなるとやらざるを得なくなるので、やるわけじゃないですか。やってみると、意外にできるんですよね。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
中西:逃げられない立場に追い込まれてるわけですからね。

西澤:逃げられないなと思ってやってみたら、「あれっ、できないと思ってたけど、実は自分もできたんだなあ」と。

中西:「やるな、俺」って感じ? (笑)

西澤:「やるな、俺」っていうのはありましたね。(笑)例えば、日本で水道管が破裂して、部屋が水浸しになって水も溢れるとするじゃないですか? 普通はもう水道屋さんを呼ばないと止められないなと思うわけですよね?

中西:呼びますよね。(笑)

西澤:こっちの国は朝にならないと絶対に来てくれないので、その間もう水浸し。水が出続けるわけなんで・・・

中西:何かしなくちゃいけないわけですよね? (笑)

西澤:はい。そこを何とかしなくちゃいけないわけですよ。そこで何とかしようと思って、もう、そこにあるものだけで何とかしようと思って、やるわけですが、それが案外何とかなるんですよね。やろうと思ってやってみたら。それを私が来て、こちらに来て、1カ月やっていくうちに「あれっ、自分ができない」と思ってたことを、「やっぱりダメだなあ」と思っていたことって、案外やってみればどうにかなるんじゃないのか、やっぱりダメだったとかは、やってみたあとに考えればいいんじゃないのかなと。「そこからでも遅くない」っていうのは一番感じました。
「ワンストップ・ホステル」西澤充晴氏と中西賢一対談画像
中西:それは、だけど大きな変化ですよねえ。

西澤:そうですね。やはり行動する前にマイナス面を見るんじゃなくて、やっぱりやってみて、プラスのことを考えながらやると自分的にも、自分自身も積極的になれたのかなと。

中西:なかなかそういう意識っていうのは変わるのって、やっぱりそういう環境に身を置かないとなかなかね。

西澤:そうですね。はい。

中西:頭で分かっていても、難しいと思いますね。そうやって小さい成功体験を積み重ねていったから、いきなりポンっと変わったわけではなくてね・・・

西澤:そうですね。はい。

中西:やっぱり積み重ねだったんでしょうね、多分ね。

西澤:そうですね。やっぱり失敗する日も中にはあって、それは、やっぱりできなかったとか、ショックを受けることもあるわけですけど、それでもできることのほうが人間て多いって思っていて、その積み重ねっていうのが一歩二歩すすんだり、一歩下がったりを繰り返していくうちに、やっぱり自分自身、自信がついてプラス思考に、上向きになれたのかなあとは思います。

つづきます ⇒ (4本目 西澤氏と「ワンストップ・ホステル」の今後の展開・ビジョンは?

■ インタビュー・撮影・編集
【海外どうでしょう】管理人:中西 賢一
■ インタビュー日:2015.02.13
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