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カンボジアでわずか1ヶ月でホテル開業!若きパワフル経営者がどん底を味わい復活!【高橋尚志】(3/4)

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「マントラ アンコール ブティック ヴィラ(Mantra Angkor Boutique Villa)」高橋尚志氏アップ画像

今回のインタビューは、カンボジアのシェムリアップ、アンコールワットのすぐそばで宿泊施設『マントラ アンコール ブティック ヴィラ』を経営する高橋尚志さん(通称DJさん)。持ち前のパワフルさでホテルビジネス未経験なのにカンボジアに来てなんと1ヶ月でホテルオープン!だが、スタッフ全員解雇、半年後に過度のストレスから日本帰国とあっという間にボロボロに・・・そこからの復活と転機となったこととは?

その『マントラ アンコール ブティック ヴィラ』を経営する高橋尚志氏にたっぷりと語っていただきました!

高橋尚志(通称DJさん)氏
カンボジア・シェムリアップの宿泊施設『マントラ アンコール ブティック ヴィラ』オーナー。
日本人が経営する宿で一番アンコールワットに近いといわれている人気の宿。
名前についている「マントラ」とは、人気漫画「ワンピース」に由来し、その願いが込められています。
スピードとパワーあふれる行動力が持ち味。

今回の高橋尚志さんとの対談インタビューラインナップ!
本記事は、全4本のインタビュー動画の3本目となります。


1本目 なぜカンボジア?1ヶ月でホテルをオープンした意外な理由とは?
2本目 スタッフ全員解雇?!海外での現地スタッフ雇用の難しさとは?
3本目 現地スタッフとのコミュニケーションで心がけている大事なこととは?
4本目 どん底に落ちた自分を救った転機とは?今後の展開は?
特別動画 高橋尚志さんからあなたへのメッセージ


生の声、現地のライブ感が伝わる【動画版】はコチラ!

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「カンボジア」で想定外だったことは?

中西賢一(以下、中西):あと実際に、これ、ホテルまあこれ運営されてて、最初に思っていたのとやっぱり全然違ったなあとか、なんかそういうのって何かありますか? やっぱりハードの面とソフトの面とあると思うんですけども、自分の中で一番何が難しいというか、一番何かギャップがあって苦労してるっていうのありますか?

高橋尚志(以下、DJ):そうですね。まず第一に24時間営業というところで休みがないっていうか、どこで休んだらいいのかわからない。常に予約も入りますし、僕、最近知ったのが、予約のシステムがあるみたいで。プログラム。それを導入すればいいらしいんですけど、ほんとに言ったら、時差もありますし、夜中の3時、2時でも予約が入って来て、それをコントロールしなきゃいけないんですよ。 なので、携帯が鳴ったら起きちゃうし、そこでコントロールしないと、オーバーブッキングになってしまうとか。その24時間営業っていうのが、まず1つですかね。 全然想像してなくて、こんなヤバいのかというのがあって。あとは別にホテル業に関わらず、スタッフとのコミュニケーションとかですね。スタッフとの人間関係が、思った以上に気をつかうなっていう。
「マントラ・アンコール・ブティック・ヴィラ」高橋尚志氏と中西賢一対談画像

「DJ流」コミュニケーション術とは?

中西:こっちの国民性って日本人とはもちろん違うと思うんですけども、さっきも全然違う反応してるっていうか、行動するっておっしゃったんですけど、それに対して、DJさんは、どういうふうにケアっていうか、どういうポイントを気を付けて指導されているんですか?

DJ:もちろん、うちで雇って働いてくれているスタッフっていうのは、全然高い金額ではないんですよ。私自身もやっぱりおさえたいところでもありますんで、そうなると、それレベルの人が来る。 でも、家族ぐるみのつきあいみたいな感じにしてしまえば、こっちの人ってすごく仲間意識が強いので、だから、定期的に月に1回だったり、みんな全員でご飯を食べに行こうとか、私なんかが気にしてるのが、お昼御飯ですよね。お昼ご飯は・・・
「マントラ・アンコール・ブティック・ヴィラ」高橋尚志氏と中西賢一対談画像
中西:さっきみんなで一緒に食べてましたよね。

DJ:そうですね。常にスタッフと同じ釜の飯を食べてる。 ほかのオーナーさんって、分からないですけど、私が聞いたところだと、オーナーは別に頼んで別のものを食べる。別の所へ行って別のものを食べたり、時間帯をずらして別のものを食べるって聞いてるんですけど、私はなんかもともと寮生活だったんで、大学も。 なので、みんなで食べるのは好きなので、そこは気にしながら食べていますね。それによって、はい。
「マントラ・アンコール・ブティック・ヴィラ」高橋尚志氏と中西賢一対談画像
中西:それによって随分変わってきてる。

DJ:そうですね。はい。なんかやっぱり、それで近づきすぎたっていうのもあるんですけど。近づきすぎたら・・・

中西:それもよくないんですか?

DJ:よくないですね。やっぱり普通に殴られますね。殴られたり、僕を顎で使ったり、「行って来い」みたいな。いろいろありますんで。

中西:そうですか。結構「定着率」っていうのは、いいんですか? こっちの人って、よく聞きますよね。

DJ:仕事ですか?

中西:結構お給料がほかにいいところがあると、結構簡単に辞めちゃうとかって話を聞くんですけど、そういうことはあまりないですか? さっきの食事を一緒にするとかしてれば。

DJ:いや、やっぱりありますけど、その前に相談をしてくれるようにはなりますね。ほかに・・・
「マントラ・アンコール・ブティック・ヴィラ」高橋尚志氏と中西賢一対談画像
中西:「言われたんだけど」みたいな?

DJ:「言われたんだけど、私としては辞めたくないし」、実際に今まだ続けてくれている人で、1人、うちより40ドル高く出すっていうところがあったんですよ。 そこで、でも、「ここでは思い出があるし」、みたいなことで私のほうでもちょっと金額を考えて、「ここまでだったら僕は上げれるけど、これ以上は出せないけど、だから自分で選んで」ということで、選んでもらった結果、「こっちに残ります」ってことを言ってくれて、それはすごい嬉しかったんですけども、中には相談も何もなくってっていうか、何て言うんですかね、来なくなる人がいるんですよ。
「マントラ・アンコール・ブティック・ヴィラ」高橋尚志氏と中西賢一対談画像
中西:よくいう「バックレ」みたいな感じ?

DJ:そうです。全然・・・それは多いですよ。それはすごく多いです。

中西:いきなり来なくなられると困りますよね。

DJ:はい、そうです。それが困っちゃうんで、よくよく聞いてみると、理由がうちの設備を壊しちゃったっていう。壊して、それを弁償もできないって感じで、もう次の日から来ないって。その場で言ってもらえれば、仕事中のミスなんで、しょうがないし、俺もそんな怒ったりはしないんですけど、辞めちゃいましたね。

中西:なるほど。人のところはいろいろなことがあると思うんですけど、ハード面っていうのはどうなんですか? 建物ってこれだけ部屋があると、なんかメンテナンスだったりとか、いろいろ日々の調整とかいろいろ大変だと思うんですけど、結構よく壊れたりとか、そういうのがありますか? 水漏れだったりだとか、何かが調子が悪くなるとか、電気系統とか・・・

DJ:うちは特にメンテナンスのお金は、そこまでかからないんですけど、どうですかね、Wi-Fiですかね。Wi-Fiのつながりが悪いって言われちゃうと困っちゃうので、毎回、毎日のように今はリスタート。なんかコンセント抜いて、もう1回やり直してみたいなことをやってますけど。
あとはシーツとかですかね。やっぱり、お客様はサンダルで歩きますし、そのままベッドに乗ってしまうと、シーツが汚れる。で、取れなかったりとかするんです、その汚れが。それを次のお客さんが来たときに、もちろん洗濯はしたあとなんですが、それを替えるとなると、やっぱりお金がかかっちゃいますし、ですね。
「マントラ・アンコール・ブティック・ヴィラ」高橋尚志氏と中西賢一対談画像

もともと「海外で働きたい!」って思っていたの?

中西:なるほど。はい。分かりました。さっきDJさんが、アメリカでっていう話がありましたけど、もともと海外で働きたいという気持ちが強かったんですか?

DJ:強かったです。はい。そうですね。

中西:例えばアメリカで、どういうことをやりたいとかいうのがあったんですか?

DJ:そうですね。大学を卒業してすぐにアメリカに留学をして、語学留学を。そこで出会った韓国人とマイアミで日韓のレストランをやりたいねっていう話を2008年にやってて、そこからずっと海外に行くかっていう考えですね。
「マントラ・アンコール・ブティック・ヴィラ」高橋尚志氏と中西賢一対談画像
つづきます ⇒ (4本目 どん底に落ちた自分を救った転機とは?今後の展開は?

■ インタビュー・撮影・編集
【海外どうでしょう】管理人:中西 賢一
■ インタビュー日:2015.02.19
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